« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007.10.21

PDCAを回すことこそ、最大のリーダーシップだ

この2日間、ある企業のリーダーシップトレーニングだった。トレーニングに参加する方たちのリーダーシップスタイルを創り、またその企業の文化を分析し企業をあげてリーダーシップスタイルを構築するという、なんとも壮大なトレーニングだ。

僕は分析的構成的な研究型ワークショップが好きで、なぜかこのタイプのトレーニングを年に何回かお引き受けしている。2日間15時間は消耗しきって声も出なくなるほどなんだけれど、なぜか毎回大きな発見があり、この発見のおいしさで苦労を忘れてしまう。

今回の発見はPDCAだった。

近代マネジメントの本質とも言えるP計画・D実行・C評価・A再実行というサイクルは、言うほど簡単ではなく、このサイクルを健全に回せば企業は確実に良くなる。

実際には企業によって特徴的な運営がなされる。Dばかりのベンチャーや中堅小企業なんてざらだ。よくでPDPDだ。中期計画があり、まがりなりにも計画段階で様々な検討が加えられるが実はPとDはけっこう離れていて計画を帰りみることがない、なんて企業も多い。

今回私の経験した会社は、Pが実に精度が高く時間と人力をかけて立案され、またそれにもとづく実行体制も比較して整備されている企業だ。そのことはとても素晴らしいことだ。

僕の経験では製造業に多いパタンだ。開発の現場では、フロントロード=前準備が重視され、どのような市場機会であっても対応できる幅の広い開発計画が擁され実に綿密だ。コストを無視しているという言い方は適切ではないが、生産販売に比較するとはるかに鷹揚な体制がくまれPlan-Doを確実なものにしてきた。

しかしそれでは企業は知的人的蓄積ができない。ほうぼうで新しい事業や商品の目は生まれても雲散霧消してしまう。今回はそんな話が随所で聞けた。たぶんそれはある時期までいい文化だったのだ。野生的で挑戦的な文化だったんだ。

トヨタの企業文化をひもといてみると徹底した規定集や事後報告書が目立つ。何十万もあると書かれている、管理者は1ヶ月に600ページ読むとも書かれている。見える化とかカンバンとか言われるものは根源に徹した文書主義があるわけだ。文書を残す根源にはCheck&Actionがある。日本企業では少ないクロージングの伝統だ。仕事の後始末にたいへんな労力をかけて、評価し再行動の糧にする。

実はこのC&A評価行動こそが企業文化の担い手であり、リーダーとしてフォロワーの行動から多くの蓄積を得る機会なのだ。リーダーとフォロワーが一緒になって成長を果たす機会なのだ。これが欠けると実はフォロワーシップが重要だと言われるようになった新世代リーダーシップは発揮しづらいことがよくわかったトレーニングだった。

トヨタについては徹底して調べなおさないといけない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.18

多忙感を無くすために

2年前に個人経営になって以来仕事は増えるばかりだ。僕は基本的に仕事が好きだし、探求心をくすぐられるものであれば断る理由はない、なんて考えてしまう。

いい歳してこのような発想では人生の筋道を失いかねないのだが、これが自分の本性であるから仕方がない、なんて自分を納得させようとしている。

そんな調子だから多忙感が常につきまとうはずなのに、今年は多忙感がない。

最大の理由は自然体だ。最大限もくろみ、設計したならばなるようになると思うようになったからだ。

初期設計を終えたら後のことは知らないと言っているのではないよ。自分が進めようとしている方向に一歩でも近づくように汗をかくけれど、変数のすべてが読み切れているわけではないので最期の最期はなるようにしからならんだろうという諦観があるということだ。

冷めた目で見ている自分がもう一人いて、僕の肩に手をかける。「やるだけのことをやって、結果を問うな。反省すべきことを反省し、それを完全にふまえてさらに先に行こう」と囁いくれる。

もう一人の自分がいてくれて僕は多忙感から解放された。あなたもどうだろう。自然体で行こうよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.17

堀川高校の奇跡

一言でいえば学びたいと思う気持ちを沸かせることだ

071016_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.16

アタッカーズビジネススクールで戦略思考についてお話します

第2回の戦略思考講座が10月25日から始まります。今回は日本郵政グループ郵便局会社をテーマに事業戦略を考えていきます。

戦略思考講座ですので、思考のインプット、アウトプットを明確にしながら、精緻化された思考手順でお話していこうと思います。

思考をテーマにするため、徹底して人間に思考行動を明らかにしていく戦略心理的な側面も話しをしていくつもりです。http://www.attackers-school.com/info/sem0704.html#5

戦略思考の学び方について簡単なメモを作りました。見ていただければ→「abs2.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

戦略思考の成熟度

アタッカーズの受講生からのご質問があってとても気になったのでメモを

戦略思考度の成熟度をみるための尺度は?

1 目的・目標思考の成熟度
2 構造化思考の成熟度
に分かれるでしょうね

つまり
1 低い目的→高い目的へ
2 合理性の低い構造化→合理性の高い構造化
となり、

目的の高さは
 ・トレンド把握の長期度
 ・現状から離れた革新度
 ・全社、業界の全体構造把握度
 ・投資の集中度

構造性の高さは
 ・因果関係の強度
 ・もれのないだぶりのないMECEな構造設計度
でみることができそう

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »