オグルビー『想像力と知恵』
まだ広告会社にいた頃、85年頃ぐらいに広告王D.オグルビーについて勉強をかなりしていた。会社が基本的な広告作法として、オグルビーやロッサ・リーブス、シュワルツの本を積極的に読ませていたからだが、今読み返してみると大変面白い。
想像力と知恵という、未整理原稿集が日本語訳されているのだがこの中にマッキンゼーでの講演がありオグルビーをマキンゼーが英雄崇拝していたことがわかる。ともに仕事を楽しむ姿勢について書かれ、笑いがあふれる討議がその持ち味だと書いている。議論することの楽しさ、意見から発見があることの楽しさ、これは思考を商売にする人間にとって大きな価値だと、この本を読み返して思った次第。
それにもう一点、すべてをチェックリストにしてしまうところがオグルビーのおもしろみ。この本もチェックリスト集のようになっている。冒頭、感想めいたものを書き、後半がリストになっている。感情要素と論理要素に満ちた思考と表現が面白い。
まさか自分のチェックリストの本を書くことになろうとは夢にも思わなかったが、オグルビーの精神を活かして作りたいと思う。
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