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2007.04.06

近くて遠い国、韓国

 所用があって韓国に行った。
 前から行ってみたいと思っていた国だ。電器メーカーのマーケティング計画を立案していた当時、何度も韓国メーカーを調査した。日本技術を短時間に乗り越えていく姿に脅威と魅力のある国だと思った。どきどきしながら訪問してそして複雑な気持ちになった。

 よく似ている。
 いやそっくりだ、と感じた。

 香港や上海、シンガポールを訪問した時とは明らかに違う「近さ」だ。
思考様式、生活スタイル、商品嗜好、どれをとっても差異を探すより類似点を探すほうが多い。
 大陸性の乾燥した気候によって食文化には差があり、ハングルを採用したことで一見差異点がクローズアップされるがガイドをしていただいた方と、事実として生活を聞き、多くの広告媒体や刊行物、タウンウオッチングからは類似点が多いと考えている。
合理性が強く、協調的で世間の眼を強く気にし、置かれた状況に対して守る意識の強い思考スタイル。
 生活においても協調的で、社会や組織の一員としての行動がよく現れ秩序だった生活だ。
 継続的な経済成長をしていた少し前の日本の生活感が今の韓国にある。
生活に誇りがあり、その生活の永続を期待している生活態度だ。
一点違いあるすれば、ものごとに対するこだわりの強さだろう。

 子供の時九州という地理的にもっとも近く、多分に大陸の影響を受けてきたからだろうか、懐かしささえこの国に感じた。きっと祖先は大陸からきたに違いない。一重の細い目をした自分を鏡でみながら意味のない妄想をした。

 正直いうと、懐かしくて親しみ深いけれど、この近さは別の気持ちもわいてくる。
近すぎる関係はともすれば似たもの同志であるがゆえに無用な競争を生み出すことが多い。
 悲しい歴史がそれを物語っている。

 親しみがあるがゆえに、礼儀と節度を守り、なお協調していくことを強く自分に言い聞かせた旅だった。
 よいところを探し、互いに肯定し、楽しく切磋琢磨していきたいと思った旅だった。

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