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2006.11.24

ケースメソッド研究

ある企業のビジネススクールでコーディネータを一人だ。このコースでグロービス経営大学院の村上教授の講義を拝見することができた。ケースのやりとりには詳細なノウハウがあると聞いていたが、まさにノウハウの固まりのような方だった。

ケースというのは受講者対講師という場面が生じやすい。講師に質問が集まると単なる質疑応答になって理解は深まらない。なるべく受講者対受講者で考え合うようなプロセスが必要だ。村上教授はチームを作りチーム間で議論しやすいように工夫する。チーム発表に対して他のチームに質問する場面でも、チームで議論しやすいように1分のディスカッションタイムを設ける。ケースを読んできている(これもノウハウ)ので議論もスムーズで1分でもかなり議論が進む。

ディスカッションポイントの指摘も頻繁に行う。いい質問ですね、という合図で討議が始まる。1時間に数度はディスカッションポイントの指摘があったのではないだろうか。

フレームの説明も多い。末吉はあまり使わない、リアルオプションやVRIO分析、SCANPERは解説される。フレームを受講生に選ばせるので、フレーム偏重になりにくいのもよいなと思った。

ケースメソッドは末吉の神戸大大学院(94年)の印象では討議終了後の整理をあまりしなかった記憶があるが論点を整理する。ケースは筋が見えにくくなるので、整理は時間をかけてやるといいと感じた。日本人はどうしても体系学習が好きなので、この論点整理にはかなり時間をかけないといけないことが端でみるとよくわかる。

ケースはほんとうに楽しい。外野にいながらいつのまにか参加していた(笑)。

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