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2006.09.24

相撲道と企業道

 今日ある元力士の方と会った。
 力士としては小柄だけど巧みな技術で高い人気のあった方だ。対談をお願いするにあたって意見交換をさせていただく目的でのことだ。テレビでみるように穏和な表情で、口調もやさしく人好きする方だなと思った。

 話は相撲道の話になった。国技として、闘士の美学として、強い緊張状態を維持するために欠かしてはならない心の拠り所として話された。経験を積んでも土俵に上がる直前は嫌で嫌でならない、緊張感に押しつぶされそうになるという。その感情の歯止めが相撲道だ。国技を守る力士としての誇りだ。

 まだ30代だろうと思うが、相撲道の持つ政治性について話が及んだ。世間で話題にされる神道についても話をした。思想や歴史観について私のような他人に割と強く意見された。

 意外だった。

 学生運動の時代はごく自然だったけれど今は思想も哲学、歴史観も話すことがない。
まして経営やビジネスの場ではことさらそうだろう。相撲は何度も衰退の危機にあったが、そこから抜けだしてこれたのはビジネスとして確実性とこの闘士としての思想のバランスだったと言う。

 今のビジネスにはこの思想性、哲学が欠けている。利益だけでは人は人生をかけて踏ん張ることができない。
 1時間足らずだけれど、自分の人生にとって大きなヒントだと感じた。

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