« 交渉は論理だけで考えてはいけない | トップページ | 社会人学習十ヶ条 »

2006.06.18

3つの経営スタイル

今、実務者向けの企画計画書のセミナー講師をしている。ベーシックな教育をやっているといいなと思うのは基礎の見直しができることだ。ハッとすることも多い。根本的に、なぜやるのか、どのような構造機能になっているのかといったことを受講生の質問から学ぶことができる。昨日は受講生に広告代理店やプロダクションが多いコースだったのが、客先に向けてどのように書き分けているかという質問があった。その通り書き分けている。企業というよりは個人によって書き分けていると返答したが。企業という意味では、経営スタイルをかなり意識して書き分けている、つまり指導助言し分けているなと後になってから考えた。
私は企業には3つの経営スタイルがあると思う。

(1)経営資源重視経営(心理傾向E)
自社の社員や営業網、自社財務を最優先に経営するスタイル。現状の延長に経営を考えることになり、大きく発展しないが、安定している経営。多くの中小企業がこの考え。端的に言えば機会<資源。10年、20年にわたってずっと30億というような驚異的な会社がある。このような企業には資源活用の企画が最も頭に入りやすい。

(2)市場機会重視型経営(心理傾向BD)
市場にチャンスあれば資源がなくても機会投資、機会投機するスタイル。ベンチャーの多くはこの考えだろう。市場機会優先なので、市場情報に対しての関心が強い。だれよりも早く事業化することが望まれる。一方で財務的な部分が弱点化しやすいが、よほどでないと関心は薄い。

(3)理念型経営(心理傾向A)
ビジョナリー経営と言った言い方がされる。欧米翻訳本の多くがこのタイプの経営を志向している。経営翻訳本を読んで違和感を感じるのがビジョンやミッション、バリューへのこだわりだ。高い目的を置いて目的の実現のために目標に細分化し、中長期的な目標達成のための具体行動を管理していく考え。目的的思考の徹底であり、目的に対する合理性(合目的的であること)が追求される。

経営のスタイルをヒアリング段階で読み込んで行動しないと大きな間違いになる。いや随分間違いを起こしたように思う。1なのに一生懸命3をすすめると言ったことをやり続けてしまった。

|

« 交渉は論理だけで考えてはいけない | トップページ | 社会人学習十ヶ条 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21781/10573234

この記事へのトラックバック一覧です: 3つの経営スタイル:

« 交渉は論理だけで考えてはいけない | トップページ | 社会人学習十ヶ条 »